05262-180919 新発売「SILKYPIX Developer Studio Pro9」で味わう写真の醍醐味
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9月19日、長年使っている日本製のRAW現像アプリ「SILKYPIX Developer Studio」の新バージョン「SILKYPIX Developer Studio Pro9」がリリースされました。
ダウンロードサイト→SILKYPIX Developer Studio Pro9 のダウンロード
「現像」とはもともと、フィルムカメラで撮影したフィルムの画像をブリント可能な状態に化学変化させることを言い、デジタルカメラでは、カメラ固有のRAW（ロー＝生）ファイルから汎用性の高いJPEG形式やTIFF形式のファイルに変換することを言います。RAWファイルには撮影された光の情報がたっぷり記録されているので、現像する過程で手を加えることによって、色味や描写を多様に変化させることかできます。そのためのツールがRAW現像アプリ。SILKYPIX Developer Studio Pro9はその老舗のひとつです。
早速試用&使用開始。
例えば、冒頭の写真〈↑〉はSILKYPIX Developer Studio Pro9で現像したもの。
撮影したカメラ「GR II」が生成したJPEGファイルは〈↓〉。
かなり露出アンダー（暗い）ですね。青空基準で撮影しているからです。もしひまわりの明るさに合わせて撮影したら、空は真っ白に飛んでしまい、あとで何をどう調整しても青空は戻ってきません。
そこで、RAW現像する前提で、このように青空の明るさに合わせて露出を決めて撮影する。露出はすごくアンダー。かなり暗い。このままでも味がありますが、そのRAWファイルをSILKYPIX Developer Studio Pro9で開き、HDRのスライダを50くらいまであげるだけで冒頭の写真が出来上がり。
簡単。青空とひまわりの黄色や葉の緑がすべて綺麗に描写されました。
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公式サイトに掲載されているSILKYPIX Developer Studio Pro9の新搭載。
かすみ除去機能
写真のハイライト部/シャドー部の明るさ個別調整
レンズプロファイルによるディストーション補正機能
同時記録JPEGを用いたディストーション補正機能
周辺ぼかし/シャープ機能
部分補正ツールの機能拡張（曲線/多角形領域選択、補正色域選択）
暗部のノイズリダクションの改善
自動調整ボタンの追加（露出、ホワイトバランス、レベル補正を自動処理）
サムネイル内検索が可能に
操作性のさらなる向上
やはり「自動調整ボタン」が楽でいい。
後から細かくマニュアルに調整するとしても、まずはソフトの「オススメ」調整を見たい。
レンズプロファイルによる収差補正もうれしい。レンズに起因する歪曲を補正できるのが現像ソフトのありがたみ。
そして検索性が上がったことが使いやすさに磨きをかけています。
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〈↑〉の写真は別の例。
SILKYPIX Developer Studio Pro9で現像したものです。
一方、同じ写真のカメラのjpegはこちら〈↓〉。
グリーンのトーンが違います。〈↑〉の方がシブい感じでモンゴルっぽい。
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SILKYPIX Developer Studio Pro9は、ほとんどのカメラに対応しています。→対応カメラ
SIGMAの場合、
dp0 Quattro・dp1 Quattro・dp2 Quattro・dp3 Quattro
DP1x・DP2x
DP1s・DP2s
DP1・DP2
SD14・SD15
に対応。ということは、sd Quattro H/sd Quattroに対応していない!!
shio.iconが必要なのはGRとEOSとsd Quattro H。できればsd Quattro Hで使いたい。そうすれば、「SYLKYPIX PRO」とSIGMA純正の現像アプリ「SIGMA Photo Pro」と両方で現像することができる。それぞれの特徴を活かせます。現時点で未対応ということは、きっと難しいのでしょう。sd Quattro Hのセンサーは独特ですからね。
最後の1枚は〈↓〉。
ゲルで迎える朝を、SILKYPIX Developer Studio Pro9でちょっとドラマチックに演出してみました。
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どう「演出」したか、見たいですか？
〈↓〉がカメラが生成したjpegファイルです。
普段shio.iconが公開している写真はすべてカメラのjpegですのでこういうことはいたしませんが、RAWファイルから現像をすれば、このように雰囲気をずいぶん変えることができます。RAW現像によって写真の表見に深みを与えるのも写真の面白さ。
SILKYPIX Developer Studio Pro9で写真の醍醐味、味わえます。
〈写真はすべてRICOH GR II〉
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2018/09/19
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